Ollamaの始め方【Windows版】インストールから最初のAIとの会話まで
更新日:2026年10月3日
Ollama(オラマ)は、パソコンの中でAIを動かすための無料ソフトです。インストールしてコマンドを1行入力するだけで、ChatGPTのようなAIと会話できます。インターネットに会話内容を送らないので、仕事の資料なども安心して扱えます。
この記事では、WindowsにOllamaを入れて、最初のAIと会話するまでを順番に説明します。
動作に必要なもの
Ollamaの公式ドキュメントによると、Windows版の動作条件は次のとおりです。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| OS | Windows 10 22H2以降(Home・Proどちらも可) |
| NVIDIAのGPU | ドライバー 551.61以降 |
| AMDのGPU | ROCm v7(HIP7)対応ドライバー、またはVulkan対応のRadeonドライバー |
| ディスク容量 | 本体に約4GB + モデルごとに数GB〜数百GB |
GPUがなくても動きますが、速度はかなり遅くなります。公式には、快適に使うには8GB以上のVRAM(GPUのメモリ)が推奨されています。
自分のPCでどのモデルが動くかは、ローカルAI動作チェッカーで事前に確認できます。
手順1:Ollamaをインストールする
- Ollamaの公式サイトから、Windows版の
OllamaSetup.exeをダウンロードします。 - ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、画面の指示に従ってインストールします。管理者権限は必要ありません。
- インストールが終わると、Ollamaはバックグラウンドで自動的に起動します。
手順2:AIモデルを動かしてみる
スタートメニューで「PowerShell」または「ターミナル」を開き、次のコマンドを入力してEnterを押します。
ollama run gemma4:e2b
初回はモデルのダウンロードが始まります(数GBあるので、数分かかります)。終わると >>> という入力欄が出るので、日本語で質問してみましょう。
>>> 日本の首都はどこですか?
会話を終えるときは /bye と入力します。
コマンドが苦手な方は、Ollamaのアプリ画面からモデルを選んでチャットすることもできます。
どのモデルを選べばいい?
最初は小さめのモデルから試すのがおすすめです。
- GPUなし・ノートPC:
gemma4:e2bやqwen3.5:4b - VRAM 8〜12GB:
qwen3.5:9bやgemma4:12b-it-q4_K_M - VRAM 16GB以上:
gpt-oss:20bなど
GPU別のおすすめは、RTX 4060 Ti 16GBで動くAIモデルの記事でも紹介しています。
手順3:GPUで動いているか確認する
モデルを動かしている間に、別のターミナルで次のコマンドを入力します。
ollama ps
「PROCESSOR」の欄が 100% GPU なら、すべてGPUで動いていて快適です。CPU/GPU の割合が出ている場合は、VRAMに収まりきらず一部をメインメモリで動かしているため、速度が落ちます。その場合は、ひとつ小さいモデルを試してみてください。
よく使うコマンド
| コマンド | 内容 |
|---|---|
ollama run モデル名 | モデルをダウンロードして会話を始める |
ollama list | ダウンロード済みのモデルを一覧表示 |
ollama ps | 今動いているモデルと、GPU・CPUの使用状況を表示 |
ollama rm モデル名 | モデルを削除してディスクを空ける |
知っておくと便利な設定
モデルの保存場所を変える
モデルは標準で %HOMEPATH%\.ollama(ユーザーフォルダ内)に保存されます。Cドライブの空きが少ない場合は、Windowsの環境変数 OLLAMA_MODELS に別ドライブのフォルダを設定し、Ollamaを再起動すると保存先を変えられます。
一度に扱える文章の長さ(コンテキスト長)
Ollamaは、VRAMの大きさに応じてコンテキスト長の初期値を決めています。公式ドキュメントでは、VRAM 24GB未満なら4K、24〜48GBなら32K、48GB以上なら256Kです。
長い文書を読ませたいときは、Ollamaアプリの設定画面にあるスライダーで長くできます。ただし、長くするほど必要なメモリも増えます。
まとめ
Ollamaなら、インストールとコマンド1行で、無料でローカルAIを始められます。まずは小さなモデルで試して、慣れてきたらチェッカーで自分のPCに合った大きめのモデルに挑戦してみてください。
参考:Ollama公式ドキュメント(Windows)、コンテキスト長、FAQ